最近、こんな話を聞きます。
「最近考えてたんだけど、私ってキャリアアップするためにリスキリングする必要があるかもしれないんだよね。
周りのひとたちもそんな話しているし、新しいスキルや知識を身に着けて、自分のキャリアを広げたり、将来の可能性を広げたりしたいなって思って。
でも、どうやってリスキリングを始めればいいのか迷っているんだよね。インターネットで情報を探したり、資格取得の勉強会に参加したりするけど、何をリスキリングするといいのかよかわからなくて。
だから、とりあえずは自分が興味を持っている分野を探して、そこで必要なスキルや知識を磨くのがいいのかなって思っているんだけど、やっぱり専門的な人からのアドバイスを受けたいな。
キャリアアップにつながるリスキリングの道を見つけたいんだよね。」
あなたもこんな風に思っていたりしませんか？
リスキリングで好きなことから調べてみるのはいいことだと思います。
リスキリングって何なのって、思っている方もいるかもしれませんね。
それでは、キャリアアップにつながるリスキリングって何でしょうか？
リスキリングとは
経済産業省のウェブサイトに掲載されている、リクルートワークス研究所の「リスキルングとは」の資料によると、
リスキリングとは新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変更に適応するまめに、必要なスキルを獲得すること。単に「学び直し」ではないと書いてあります。
キャリアアップにおいてのリスキリングの目的は
• これからも職業で価値創出し続けるために必要なスキルを学ぶ
という点が強調されるそうです。
もしもそうだとしたら、昔から使われている言葉、「スキルアップ」となんら変わらないような気もしてなりません。
だから、私が思うリスキリングは
社会人になってしばらく働いた労働者が、自分の得意な仕事や好きなことがわかってきたところで、自分の「好き」を軸に「稼ぐ力」をつけるためにスキルアップすることだと思うのです。
これからの日本の世の中は、ピアツーピアで個人と個人がつながって仕事をしていく時代が訪れると思うので、その時に自分の好きと相手の好きを交換できたらいいですよね。
じゃあ、組織の中で働き続けたい人は必要ないのか？
そんなことはありません。将来独立するってことは考えてなくて、組織の中で「好き」を軸に「価値ある存在」であるために、リスキリングをした方が良いと思います。
そうすることによってリスキリングは、会社側からしてみれば従業員のスキルセットをアップデートできるし、会社組織の競争力を上げてくれることが期待できます。個人で考えてみると、キャリアアップや将来の雇用機会をも向上させることが予測されます。
他にもリスキリングのメリットとしてはどんなことがあるんでしょうか？
リスキリングのメリット：
仕事が安定して得られる
自分自身がリスキリングで新しいスキルや必要とされる能力を身につけていることで、いつも仕事がある状態が訪れますね。だから、多くの人がキャリアを考える中で、リスキリングの重要性を感じてきているんだと思います。
転職の機会と幅が増える
新しいスキルを身につけることで、転職の際にもある一定の仕事ができるだけではなくて柔軟性もあり、転職の機会と幅が増えると思います。例えば、カスタマーサービスの部門で働いている人がマーケティングのリスキリングを行うと、商品企画の部門での仕事の採用の機会もあるんではないでしょうか？
生産性の向上が見込まれる
リスキリングで最近のツールや技術を学んで、仕事を効率的にこなせるようにもなります。例えば、最近の例で行くと商品の紹介など販売経路にＬＩＮＥの有効活用が必須となりつつありますね。こういうツールを学んで使える人材がいると会社も効率よく購買をすすめることができるようにもなりますね。
イノベーションが生まれる
リスキリングはイノベーションも促進してくれる可能性が大きいです。新しいスキルや知識を身につける人が増えることで、組織内でも新しいアイデアが出てきます。イノベーションには多様性のある環境を作ることが効果があると言われます。例えば、私の住んでいるオーストラリアではDiversity leads innovationと言われるように、色々な国籍を持った人が集まった職場でイノベーションが起きることが多く、「新しい」を合わせることによってイノベーションが起きるからです。
仕事に興味関心を持ち続けることができる
リスキリングは私たちの仕事に対するモーチベーションも高めてくれると思います。成長を感じることで、人間は仕事に取り組む意欲も増しますし、自己成長を追求することで人生の満足感も得られるからです。新しい仕事にチャレンジして、自分の成長が感じらるときは仕事に充実していたなぁと思う方、いらっしゃるのではないでしょうか？
