Vol. 01の話で日本にも中年解雇の波が
やってきているという話をしました。
2001年の構造改革
何故、こんな事が起きるのかというと
大きなきっかけの1つになったのが
私が思うに、2001年ー2006年に
小泉内閣で進められた構造改革。
構造改革と名前だけ聞くとかっこよく聞こえますが
日本が外資に売られ始めた、という話です。
日本人に不利な改革で、外国人が日本の企業の
株をより簡単に持てるようになり、日本人が
一生懸命に働いて稼いだ利益が
外国人の配当金として支払われるように
なりました。
構造改革の結果
日本の企業の株を持っている外国人は、
もっと配当金を支払えと企業にプレッシャーを
かけ、企業は人件費を減らす方法を模索し
非正規雇用を採用し、どんどんと働く日本人が
手にするお金を少なくして行ったのです。
そして、この傾向は加速し日本人が税金や
保険料などを払って家に持ち帰れるお金の額は
どんどんと下がっています。
いつからか、私も日本に帰国するたびに日本が
貧乏になっていくのを感じました。
日本とオーストラリアの比較
オーストラリアの最低賃金の話をすると
今では21.38ドル(2022年)です。
日本円で2020円
(今日の為替:$1.00=94円)
2000年では10.53ドル
日本円で995円.
日本は、ここ20年あまり変わっていません。
厚生労働省の8月23日の発表によると
日本の最低賃金は2022年で961円、
オーストラリアの2020円と比べると
半額以下。
2000年時の最低賃金は659円。
オーストラリアが995円だったので、
この時はたったの300円の差。
これからの日本
発展途上国で製造すれば人件費が安いから、
そこに工場を設置しようって話、
きっと聞いたことありますよね?
そしてそこの国で働いている人たちは、
諸外国と比べると所得も安く海外に行くのは
「夢」であって現実ではないのです。
そしてその状態が日本に迫っているという
ことを感じます。
諸外国の物価が上がり、日本人が海外旅行する
ことが夢のような世界が来てしまうんではないか。
こんな危機感を覚えるのです。
きっと、まだこんなことを
きっと、まだこんなことを
言われても実感がわかないかもしれませんね。
でも、確実にその流れに日本はいま立たされているのです。
どうして私が日本で起業・副業する人をお手伝いしたいと思たのか?Vol.03に続く